リクルートと三井物産の合弁会社である(株)アールスリー・ヘルスケア・プランニング(東京都中央区)はこのほど、健康・医療の総合サイト「ここカラダ」をオープンさせた。
同サイトのテーマは「医療機関に最も有効な情報発信ツール」。コンテンツは「病院探しのコツ」「症状をチェックする」「病院を探す」「病気事典」「お薬事典」「ここカラダ通信」の6つで構成されている。
「病院を探す」では、全国約15万軒の医療機関(病院・診療所・歯科医院)の情報を掲載。受付時間や診療科目、女医の有無など様々な条件から、自分に当てはまる医療機関を検索することができる。また「症状チェック」では、独自のチェック項目を用いて不調の箇所や内容をチェックすることで「どんな病気の可能性があるか」「何科に行けばいいか」を知ることができる。三月末までに約85の症状に対応していく予定。同社が実施した調査でも、患者が医療機関を探す際、本当に求めている情報は入手できておらず、約8割が不満に感じている。
ターゲットは30~40代の女性で、サイト開設直後から予想以上の反響があり、3月末の目標を既にクリアしたという。同サイト編集長の光原ゆき氏は「納得いく治療を受けるには、患者自らが自分に合った病院を選ぶ力『患者力』をあげていかないといけない。そうすることで、病院側の姿勢も変わっていくと思う」と話している。