連載

Health & Beauty Trend in England(英国の美容・健康事情)

食品 ヘルス& ビューティコンサルタント 五十嵐ゆう子

スーパーにはオーガニック商品がずらり

連休を利用して米国を抜け出した私はロンドンからスコットランドまで遠征いたしました。現在ロンドンには米国発祥のHealth & Beauty & Organic の総合スーパーマーケットWhole Foods が6 か所(8か所ありましたが、アマゾン買収後の2017 年に2 店舗閉鎖)あり、どの店も繁盛しています。英国は欧米のベジタリアン発祥の地であり、1973 年に農薬や化学肥料不使用をSoil Association Certification という認証制度をスタートし(このSoil Association は1946 年に創立)1991 年にEU 全体でオーガニックの基準作りを牽引した歴史もあって現在は2500以上の事業団体が参加しているという話を聞いてなるほどと納得しました。もちろんWhole Foods だけでなく、これも英国が先駆者として19 世紀からスタートしたcoop(生協)から、英国一のスーパーマーケットチェーンのTesco に至るまでオーガニック商品が農産物から美容商品に至るまで販売されていました。そして今、この売り上げを牽引しているのがミレニアム世代だという事です。米国は別として日本と英国のミレニアム世代は金銭的余裕が少ないという点では共通しているのですが、違いは、彼らはエシカルや健康に興味と重点を置いていて、よりサステイナブルで安全なものを好んで購入しているそうです。美容関連でもドイツ発祥のオーガニックコスメLavera が人気でした。

オーガニックコスメも人気

その流れはロンドンから600 キロ北上するスコットランドまで拡大しておりスコットランドの首都エジンバラの街中でも多くのオーガニック由来のコスメを販売する店を見かけました。自然あふれるスコットランドではナチュラル& オーガニックの原料も多く栽培されているそうで、この動きはミレニアム世代の支持と共に今後も拡大 していくと思われます。

 

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