美容と健康の総合展示会・ダイエット&ビューティーフェア・アンチエイジングジャパン・スパ&ウエルネスジャパン2019 が東京ビッグサイトで9月9 日〜11 日の3 日間開催された。台風で初日の開場時間が変更になるなどの影響はあったが、今年も全国から魅力的な製品が多数出品し、連日熱気を帯びた商談が行われた。
働く女性の健康を応援する」をテーマに開催された今年の展示会では、関連するイベントやセミナーが多数実施された。初日の「ビューティ&ウエルネスサミット」では、経済産業省ヘルスケア産業課課長西川和見氏が講演。その他、毎年人気の「スパシンポジウム」、「ダイエットフォーラム」「アンチエイジング最前線」にも今年も多くの聴講者がつめかけた。今回初となる「美と健康サービス産業の今~業界団体の代表から」では、5 団体(日本エステティック協会、日本エステティック業協会、日本フィットネス産業協会、日本リラクゼーション業協会、日本スパ振興協会)の代表がそれぞれ業界の現状や展望を語り注目を集めた。
睡眠、筋肉、骨に注目!
今年のフォーカステーマでは、「“筋肉”と“骨”」「睡眠」「グッドスイーツ& グッドカーボ( 体によいおやつと糖)」が取り上げられた。「睡眠」では、メディア出演でもよく知られる梶本修身氏(東京疲労・睡眠クリニック院長)が睡眠と美容の関係性について、「“筋肉” と“骨”」では松宮詩依氏(東京皮膚科・形成外科銀座院アンチエイジング専門科)が現代人の筋肉と骨に関する課題と最新研究の発表、八木雅之氏(同志社大学糖化ストレス研究センター)が抗糖化食品などの最新事情や糖化対策について基調講演を行い、連日満席となった。さらに各テーマにアプローチする多彩なメソッドや商材も多数出展し、関連セミナーやステージ、ブースに人が溢れた。日本プロテイン& スイーツ普及協会の山崎志保氏が行ったライブステージも聴講者で満席となった。
また近年注目の高まっている「ビューティテック・ヘルステック」のエリアが新設され、㈱アイスタイルBeauty Tech.jp 編集部共催の第2 回「ビューティテックシンポジウム」、出展社による「ビューティテックチャンスセミナー」などで、美容・健康に関わる最先端のテクノロジーの情報発信も行われた。
生活者の消費傾向や、トレンドが多彩に複雑になる中、展示を通して、体の中からの健康、美容を訴求する商材の拡大を再認識するとともに、ジャパンメイドビューティアワードのエントリー商材の傾向からは、「サスティナブル=持続可能」「エシカル」といった、『共感』消費を意識した商材が力を持ってきたことを知ることができた。