NPO法人日本ネイリスト協会(東京都千代田区)は10月30日、都内で東京ネイルエキスポ2019の記者会見を開催。ネイルクイーンやネイルトレンドの発表に加え、今回の新たな取り組みの視覚障がい者支援企画について紹介した。
2019ネイルクイーンの発表にあたり、「元々ネイルとの出会いを目的としてスタートした同イベントだが、多くの女性がネイルを楽しむ時代になったことから、将来が楽しみな方々を意識して選考を行っている」と仲宗根幸子理事長。今回、「未来に拡げる」をキーワードに、泉里香さん(モデル・女優)、大友花恋さん(モデル・女優)、野口啓代さん(フリークライマー)、Matt/マットさん(モデル・美容家)の4名が選ばれた。
また2020年春・夏のネイルトレンドテーマは「万華鏡(まんげきょう)」。2020年夏の東京からのインスピレーションによる多様性を具現化したトレンドで、「スプラッシュ」「ノーネイル☆」「アドベンチャー」「ナショナルフラッグ」の4つのキーワードをもとにしたデザインになっている。発表された作品は11月24日の東京ネイルエキスポ内「TOKYO NAILS COLLECTION 2020 S/S」で披露される。
今回初の試みとなる視覚障がい者支援企画は、(一社)日本視覚障がい者美容協会協力のもと、福祉分野や社会貢献におけるネイルの可能性を発信する。ネイルケアの技術体験コーナーや、視覚障がい者向けの美容・ネイルをテーマにした特別ステージ「視覚障がい者の方も楽しむオシャレ ネイルの施術と効果」などを実施。会期中には、10名の視覚障がい者を会場に招待し、イベントを体験してもらう。「たとえ視覚に障がいがあったとしても、ネイルをきっかけに、“きれいだね”、“かわいいね”と周りに声をかけてもらうことで元気になり、外に出たくなる効果が期待できる。もっとネイルの新たな可能性にチャレンジしたい」と仲宗根理事長は話している。