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ビューティに特化した女性専用温浴施設

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客単価12,000円超、物販比率5割を実現

 日本の有数の保養地、熱海に昨年12月、トータルビューティスパ「森の城 美ing」がオープンした。

 ヘアからエステ、ネイルまでのビューティサービスを直営で提供し、温浴設備も充実、食事も提供する。開業から3ヶ月、月間約2,000人を集客。客単価は一万円を超し、物販比率は約5割に迫るという。新しいビジネスモデルとして注目される。


美容サービスをワンストップで
 トータルビューティスパ、「森の城 美ing」は昨年12月23日にオープンした。「女性のための美・癒・食」をコンセプトにした女性専用施設だ。  
 1階から3階までの3フロアで、1階のデトックスフロアは美肌の泉と銘打った外風呂、内風呂に韓国式あかすり、韓国式サウナの漢方黄土汗蒸幕(ハンジュンマク)、よもぎ蒸し、ボディパック岩盤浴など。  
 2階はレストラン&バー、プール、オープンスカイデッキのリラックスフロア。3階のビューティフロアではフット、ヘアメイク・カラー、ヘッドスパ、ネイル、フェイシャルとボディのエステを提供する。  
 スタッフ数は19人。施術者は、エステティシャン3人、ネイリストが2人美容師4人を抱えているが、全て直営でサービスを提供している。レストランでの食事は、うなぎのひつまぶし、韓国のチヂミも人気が高い。  
 ターゲットは地元住民とホテル・旅館で一泊して帰る前の観光客。オープン当初は、客の6~7割が地元住民だったが、その後徐々に首都圏からの来客が増え、現在では東京、神奈川県全体から集客できている。  
 オープン3ヶ月で1ヶ月あたりの来館客数は約2,000人。リピート率は40~50%とリピーターが多い。雑誌での露出や、看板の他に、近隣の宿泊施設とタイアップした集客も行う。周辺には美容施設を持っていない施設も多く、宿泊客は、「美ing」の割引チケットをもらえると好評だ。

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