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【連載】米国美容展示会報告

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 米国エステティシャン日記2010

 INTERNATIONAL ESTHETICS,COSMETICS & SPA CONFERENCE 2010

 インターナショナルエステティクス& スパの展示会が4 月の24 ~26 日の三日間、ラスベガスのコンベンションセンターで開催されました。

 今年は全米52 州から集まった650 のスキンケアとウエルネスのカンパニーが出店し、200 以上の無料セミナーやデモンストレーションのクラスが提供されていました。


 全体的に出展は昨年の2/3 でしたが、クラスは昨年より約2 割増加していました。会場内を歩くと、ここ数年は男性のエステシャンが増えた事に驚かされ、今回も複数の無料デモンストレーションで男性が講師を務めていました。
 それから昨年と同様にリバイタラッシュ系の睫毛育毛も人気で、逆にアイラッシュエクステンションはかなり減少しているように感じました。
 特にリバイタラッシュは会場のど真ん中に大きなブースを設置し、常時賑わっていました。
 
 他に目を惹いたのがBiogenic Ingredient と呼ばれる天然の植物由来の栄養素から成るコスメラインでした。
 アルファリポ酸やオメガ3、酵素や抗酸化物質、ヒトオリゴによって生成されるペプチドと細胞再生因子のコラボレーションを主成分とする機能性コスメによって、ボトックスの代用となる、すなわち皺とり=アンチエイジングをより可能にすると謳うメーカーをいくつか目にしました。
 そして最近はこれらの機能性コスメに至るまで、パラベンや保存料、香料を含まない事があたりまえになっていました。
 あと、ピーリングやシミの対処にはマンデル酸から作られた美容液の登場も幾つかのコスメラインで見かけました。
 
 今回は出店メーカーの1/3 以上が、主に日曜の午後から無料デモンストレーションクラスを行ない、現場でショープライス商品の販売を促進している光景が目に付きました。
 最近はただ無料サンプルを配るよりも、ショープライスや展示会用に低価格のお試しサイズを作って商品を買ってもらうという傾向が多いようです。 

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