コラム

「日本のビューティ」、 「日本のウエルネス」の 花を咲かす

ついに出生数が90万人を割った(※①)。2019年の人口動態統計の年間推計で日本人の国内出生数は86万4千人に減少した。前年の91万8400人から5.92%の急減は予測より2年早いペースだそうで、人口減少に拍車がかかった格好だ。出産年齢とされる女性の25歳~39歳女性の減少(※②)も大きな要因に挙げられている。当然、美容ビジネスも人口減少を前提に考えていかなければならない。加えての大きな課題は「働く女性の健康」サポート。ライフステージごとの美容・健康サービスは益々重要度を増している。「美」への幻想による、過剰なダイエットや過度な老化対策は、長寿時代を迎えたいま転換期を迎えている。若年世代の「痩せすぎ」や、「栄養の偏った食生活」「運動不足」「睡眠不足」、「職場のストレス」による不調。そして、妊娠、出産や更年期への不安。働く女性のビューティ&ウエルネスライフを応援する確かなサービスが必要だ。2020年、いよいよ世界の目が日本に向けられる。訪日客は、スポーツを観戦し「日本」を満喫しようとする。これまでの訪日客への調査から「美容・健康」行動へのニーズの大きさは証明済みだ。商材はもちろんサービスへのポテンシャルも高い。こうした、国内外のビューティとウエルネスへの大きな期待を受け止めて、皆で、次なるビジネスを生み出すチャンスの年にしよう。

※①2019年12月24日厚生労働省
※②969万人(2019年7月時点)と前年より21万人が減少した

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