「予防医学」をテーマに、病気にならない体づくりを推進する東大医学部附属病院小児科医師の伊藤明子氏。同書では動脈硬化や認知症、白髪やシミなどの老化現象などにも影響を及ぼす“酸化”、“糖化”を予防し、日々の健康的な食事を通して体を健康にする著者考案の「抗酸化ごま」について紹介する。
もともとごまにはセサミンなどの抗酸化物質が含まれるが、栄養素を吸収しやすく、料理にも取り入れやすい“すりごま”の状態で様々な食材と組み合わせることで、相乗効果が発揮され、抗酸化力もアップするという。
本書ではそのうち6種の組み合わせ、①ビタミンEで抗酸化力がアップする「アーモンドごま」、②豊富なカルシウムで骨を強くする「えびごま」、③高たんぱくで筋肉をつくる「かつおぶしごま」、④大豆の栄養素を丸ごと摂れる「きなこごま」、⑤腸内の善玉菌を増やす「みそごま」、⑥抗菌・抗アレルギー効果がある「しそごま」を紹介する。
いつもの料理に加えるだけで、活性酸素の撃退や免疫機能のアップ、食物繊維による腸内環境の向上や造血効果による貧血の解消、血圧の低下など、様々な効果が期待できる。医師が提案する「ごま」による健康ライフ。
『医師がすすめる抗酸化ごま生活』
（株）アスコム 定価1,300円（税別）
