新型コロナウイルスの影響による百貨店やドラッグストア、バラエティストアの営業自粛や営業時間短縮により、化粧品業界全体の消費が落ち込む一方で、在宅環境下でも楽しめる美容サービスが登場している。
株式会社AppBrew(東京都文京区)が運営する美容プラットフォーム「LIPS(リップス)」では、在宅環境における美容体験の向上をサポートする「HOME BEAUTY PROJECT」を実施。各ブランドと連携したリアルな美容情報や美容部員が教えるスキンケア方法、メイクレッスン方法の発信。またおすすめアイテムの提案、美容アイテム・化粧品をオンライン上で購入できるコンテンツ及び利用者同士が在宅美容ケア方法をシェアする企画等を行っていくという。
また、株式会社PRENO(東京都渋谷区)は、大モニター付きコスメ専用大型自動販売機「PRENO」の販売を開始する。大型のタッチパネルを通して商品の選択や購入が行え、複数商品の同時選択・購入も可能。決済は全てキャッシュレス決済。さらに、大モニターを利用したデジタルサイネージやサンプリング・アンケート広告としても利用可能だ。また、高精度カメラやヒートマップの設置し、ユーザーの骨格や外見、興味、行動などのデータを集めることで、製品開発やマーケティングへの活用も期待できる。人を介在させないことで非接触を保ち、そのうえで豊かな購買体験が求められるアフターコロナ・ウィズコロナの新たな販売チャネルの選択肢として提案していく。