7月23日、ブラジル大使館で第一回アサイ―フォーラムが開催され、業界紙や一般誌、美容ジャーナリストが詰めかけた。
講演は「アサイ―の機能性展望~抗酸化能から含有アントシアニンの吸収・代謝」(静岡県立大学大学院生活健康科学研究科准教授熊澤茂則、助教榊原啓之)。アサイ―の皮部には高濃度のアントシアニンが含まれており、強い抗酸化活性を有することなどが紹介された。国内初のアサイ―研究の論文となる。
続いて、ビューティディレクターの立場から小林ひろ美氏、管理栄養士・料理研究家の立場から座間峰子氏が「アサイ―の活用の実践」について話した。
会場内では、アサイ―の写真展示やドリンクの試飲などが行われた。東京・青山の「アサイーバー」(フルッタフルッタ)で期間限定提供されている「アサイ―ボウル」の人気が高かった。
同フォーラムは、アサイ―関連の原料や製品を扱い、情報を共有する8社の企業(アビオス、フルッタフルッタ、自然共生、ファルマボタニカ、小川香料、永和物産、タマ生化学、オルト)によって昨年から行われているアサイ―勉強会の一環。食品業界や消費者への正しい情報提供の目的から、今後も定期的に実施していく。