エステティック、リラクゼーションに続き、ネイルとフィットネスの各団体が営業再開に向けて更新したガイドラインを公開している。
(一社)日本フィットネス産業協会は5月25日に最新の「フィットネス関連施設における新型コロナウイルス感染拡大対応ガイドライン」を発表。同協会では、フィットネス関連施設が新型インフルエンザ等対策施行令において感染防止に格段の留意が必要な施設と定められていることから、再び施設からのクラスターが発生しない事を前提に、他の業種のガイドラインに比べてもハードルの高い内容に設定したとしている。
またNPO法人日本ネイリスト協会は5月21日に「ネイルサロンにおける新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインVer.3.0」を策定。“新しい生活様式”を取り入れた日常のスタートにあたり、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図り、安全対策を万全に講じたサロン運営の取り組みについて示している。
「フィットネス関連施設における新型コロナウイルス感染拡大対応ガイドライン」
・フィットネス関連施設におけるガイドライン改定にあたっての前提
・利用者への注意喚起(ホームページ・店頭掲示・書面配布等)
・既存事業やイベントへの対応
店舗の各エリアにおける対応
◆全館共通事項
ア. 入口及びフロント
イ.更衣室・パウダールーム・手洗い場
ウ. トレーニングジム
エ. スタジオ
オ. プール
カ. 岩盤浴・サウナ
キ. 利用者用休憩スペース
ク. 従業員用休憩スペース
・従業員(インストラクター含む)の行動規範
・従業員(インストラクターも含む)の健康管理
・感染者情報に接した場合の対処(保健所からの通知・本人からの通告)
・「新たな生活様式」について
(一社)日本フィットネス産業協会 HP掲載サイト
https://www.fia.or.jp/public/19525/
「ネイルサロンにおける新型コロナウイルス感染症対策ガイドラインVer.3.0」
Ⅰ.ネイルサロンで考えられる新型コロナウイルスの感染リスクと対策の骨子について
Ⅱ.ネイルサロンでの感染拡大防止のための対応
1.予約に際しての留意点
2.店舗の営業に関する対応
①新型コロナウイルス感染症が収束するまでの営業の変更事項の周知
②感染症関連のキャンセル等に対する、柔軟な対応
3.サロンにおける衛生管理・感染症対策
①サロン店舗入口
②サロン内エリア
③施術エリア(対面での飛沫感染防止策)
④その他の高頻度接触部位の消毒または除菌
⑥施術に関わる器具、用具、備品類
※消毒用エタノール等が入手困難な場合の対応について
⑦施術者の予防策
⑧会計の際の留意点(レジおよび金銭授受)
⑨トイレ・手洗い設備等
⑩廃棄物の処理
4.スタッフの健康管理
5.緊急時の対応について
「ネイルサロン衛生管理士」資格制度
NPO法人日本ネイリスト協会 HP掲載サイト
https://www.nail.or.jp/information/coronavirus/guideline/index.html