急成長しているスパ市場。日本国内でもここ数年、有名ホテルや大型スパの建設が相次いでいるが、スパトリートメントを提供するスパセラピストの不足が大きな問題となっている。そうした中、「コスモプロフ スパセラピスト&メイクアップアーティスト アカデミー ジャパン」(東京都中央区)が今月、開校した。同校では、単にスパセラピストを育成するだけでなく、国際資格CIBTAの取得を目指すセラピストの為のカリキュラムを採用し、世界でも通用するグローバルなセラピストの育成を目指している。
「コスモプロフ スパセラピスト&メイクアップアーティスト アカデミー」は1986年、スパセラピストとメイクアップアーティスト養成スクールとしてシンガポールに創設した。このほど、東京・八丁堀に開校した同校は同アカデミーの日本校と位置づけられている。
コースは総合コース「トップ・スパ・セラピストコース」(受講期間:1年)、「プロ・スパ・セラピストコース」(1ヶ月半)、「体験コース」(2日間)とプロ向け、各スキルアップコースが多数用意されている。「体験コース」は初心者の受講も可能だが、「トップ・スパ・セラピストコース」はトップスパブランドの就職を目指す人向けとなっており、カリキュラムには他のスクールにはない、スパ英語や深圧マイオ・セラピーなどが盛り込まれている。未経験者の受講も可能だ。入学前に行われるコンサルテーションでは、その人のスキルや知識を把握した上で、どのような学科を履修すればいいかなどのアドバイスも行う。
また、スクール在学中は、同社と提携関係にある「セントグレゴリースパ」の施設を活用することができるほか、優秀な成績で終了した人には、シンガポールへのインターン留学も認められている。
同校では「海外スパでの就業を希望するセラピストも出てきていることから、国際的な順応性、英語教育に力を入れていく」と話している。
日本校を運営するのは、(株)スパ・ケアジャパン(東京都中央区)。同社では、スクール運営のほか、スパを開業する企業向けにスパ開発コンサルテーションや教育の受託サービスも始める。さらに、今年から本格的にアスパラスパの開業も予定している。アスパラスパは、シンガポールで有名なアジアンスパで、タイ、マレーシア、インドネシア、中国などでも展開をしている。