働く女性の健康増進を支援する共創プロジェクト『HER-SELF女性の健康プロジェクト』のプロジェクト発足発表会が9月29日に行われた。現在5社5団体が参加(企業・団体名は記事下部)しており、今後、女性の健康に重要な「腸活」の訴求やインフルエンサーによるオンラインイベント、メディア勉強会を実施する他、企業向けセミナーやSNSを通じた施策などを予定している。
経産省の調査によると、日本の全従業員数のうち約44%(2016年)を女性が占めており、女性特有の月経随伴症状などによる労働損失は4,911億円といわれている。同プロジェクトでは、そうした女性個人と働く環境を整える企業の双方にアプローチすることで、女性が健康で活躍できる社会環境を整備し、企業の生産性や業績の向上、ひいては日本の経済成長の促進、SDGsの達成につなげていくことを目的に立ち上げられた。
発足式後には活動第1弾として、「腸会議2020~ながら腸活のススメ~」(ジャパンフリトレー株式会社主催)を開催。ゲストに料理研究家の和田明日香氏、医師の石原新菜氏、ティップネスフィットネスインストラクターの福池和仁氏を迎えたトークセッションを実施した。
現在、コロナ禍で健康意識や食事に気を配る人が増加しており、ストレスの解消や基礎代謝のアップ、 免疫を正常な状態に戻すなど、様々な効果が期待できる“腸活”に対する関心が高まっているという。セッションでは普段の生活に組み込むことのできる“ながら腸活”について取り上げ、毎食ではなく、1日トータルで食物繊維を摂取することで手軽に取り組めるとし、食物繊維を豊富に含んだポップコーンを使ったレシピ等が紹介された。
またお腹周りの筋肉を鍛えることで腸の蠕動運動を活性化できることから、仕事の合間やテレビをみながらでも楽に行える「腸活エクササイズ」の実演も行われた。
プロジェクト参加企業(50音順)
ジャパンフリトレー(株)/ 帝人(株)/ (株)ティップネス / ポッカサッポロフ―ド&ビバレッジ(株)
プロジェクト参加団体(50音順)
(一社)国際ヘルステック協会 / NPO法人 女性医療ネットワーク / (一社)日本パーソナル管理栄養士協会/ NPO法人ファザーリング・ジャパン/ MASHING UP
プロジェクト協力企業
(株)エスクリ