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RMDC・富山大学・イメージワン三者が全自動細胞培養装置開発を開始

再生医療と化粧品開発事業に取り組む(株)RMDC(東京都中央区)は10月29日、細胞組織培養技術及び全自動細胞培養装置開発のため、富山大学及び(株)イメージワンの三者による共同研究契約を9月30日に締結したと発表した。医療面と工学面の再生医療を同時に進める富山大学と医療分野のソリューション事業に取り組むイメージワンと連携することで、2023 年度までに本格的な国内の臨床医療現場での実用化を目標に、世界最先端の全自動培養装置の開発を目指す。

セキュリティ、通信、制御、 AI、培養技術など、最先端の全自動培養装置開発に向けて協力を進める。

RMDCは、同社が保有する培養センターにおいて幹細胞培養の研究開発及び培養士の育成を行っており、ヒト由来の“幹細胞コスメ”の販売の他、原料販売やOEMも行っている。

今回全自動培養装置の実現により、さらに高いレベルの安全性が確保された培養環境の構築、培地コストのカットや人件費の削減が見込めるという。また“幹細胞コスメ”の原料である幹細胞培養上清液の安定した品質と供給にもつながり、将来的には一般消費者が手に取りやすい価格での販売も期待できるという。同社では今回の完全自動培養装置の開発と合わせ、独自性を担保した原料の開発も進めていく予定だ。

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