行政・業界動向

2010年医薬部外品市場 1兆1,111億円(前年比0.4%増)

 ㈱富士経済は2月9日、医薬部外品の国内市場調査結果をまとめた報告書「医薬部外品マーケティング要覧2011」を発表した。この調査では、医薬部外品として承認されている化粧品、トイレタリーグッズ、ドリンク剤、衛生材料など21分類46品目の市場を調査、分析した。
 市場全体は前年比0.4%増の1兆1,111億円となった。分野別では最大の市場であるスキンケアは前年比100.7%の4,241億円で、薬用化粧水が大型ブランドや商品の発売で好調だったほか、「茶のしずく」(悠香)に牽引された薬用洗顔料が伸びたことから拡大した。


 注目市場では薬用シャンプー・リンスが前年比8.1%増の400億円に成長した。薬用シャンプー・リンスは、フケ・かゆみ防止を訴求するファミリーユース向け商品と育毛剤の浸透促進を訴求する育毛剤ブランドからの商品がある。2010年は「h&s(P&G)」と「スカルプD(アンファー)」が市場を牽引した。

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