行政・業界動向

20年 美容・健康家電市場調査~“巣ごもり需要”や“おうち美容”で好調

(株)富士経済が今月10日に発表した美容家電・雑貨、健康家電・雑貨の国内市場調査によると、美容家電・雑貨の2020年の市場規模は2,157億円で昨年度比2.1%増、健康家電・雑貨は1,195億円で12.3%増を見込む。外出自粛で“おうち美容”や運動不足解消を目的とした需要が伸び、好調だという。

美容家電/雑貨市場は、2019年に中国新EC法の成立でソーシャルバイヤーの購入が減少、訪日外国人観光客向けのインバウンド需要も一旦落ち着いたことから、大幅に実績が縮小した品目もみられ、市場が縮小。昨年は入国制限も設けられたことからさらにインバウンド需要が落ち込んだが、一方で外出自粛や美容サロンの営業自粛を受けてホームケアに注目が集まり、脱毛エステサロンの代替として家庭用脱毛器や、マスク着用による肌荒れケアのためにスチーマーの需要が大幅に増加。家庭用脱毛器の市場規模は340億円で前年比53.8%増と大幅に拡大した。

また健康家電/雑貨は、テレワークなどによる在宅時間の長時間化やスポーツジムの一時休業により、自宅で利用できるトレーニング・エクササイズ家電が大幅に伸びるとみられ、3D振動マシンは114億円で昨年度比35.7%の増加を見込んでいる。

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