rinato ビューティ&ライフスタイルショップ
昨年秋に恵比寿にオープンした「rinato ビューティ&ライフスタイルショップ」は、“体を内外両面から美しくするショップ”がコンセプト。美容・健康のプロフェッショナル集団「ラブミーラボ」を主宰する渡辺佳恵氏がプロデュースした。
消費者のワガママの最短解決目指す
リナトはイタリア語で「再生」を意味する。ターゲット層は、仕事や子育てに忙しい日々を送る20代~40代の女性。美容・健康のプロフェッショナル集団「ラブミーラボ」を主宰する渡辺佳恵氏がプロデュースした。
渡辺氏は女性誌「CanCam」の編集に携わった後、雑誌記者時代から多くの美容の商品、サービスを体験してきた経験を生かしラブミーラボを立ち上げた。「実際に試した商品やサービスの中で “これは本物だ”というものは少なかった。消費者は基本的にワガママ。女性の美容やダイエット、健康への欲求や悩みに対して、最小の金額、最短の距離で応えるスペシャリストをそろえようと思った」という。
リナトは3フロアで構成され、地下1階がスパ、1階がキッチン、2階が託児所とスタジオからなる。それぞれの専門家が体の内外からのアプローチで根本からの改善にこだわったメニューやプログラムを提供している。
食、施術も根本から
地下1階のスパ「rinato spa」では、血液やリンパの流れを促し、根本からの健康的な美しさを保てるよう、骨格やツボへのアプローチとリンパドレナージュを組み合わせたオリジナルの施術を提供。背面コース(60分、会員13,860円、ビジター17,325円)が一番人気だという。
1Fのキッチンで出される食事はラブミーラボの食生活アドバイザーが開発。六穀ブレンド米のおむすび、旬の素材を使った味噌汁など、毎日食べたくなる「おうちご飯」を中心に美容や健康を考えたメニューが豊富に揃う。
日本では珍しい託児所を設けたのは小さな子供を持つ女性への配慮からだという。「あるモデルさんが子供を置いてエステを受けていることに罪悪感を感じていた。美しくなることに罪悪感を感じて欲しくなかった」と話す。
スタジオではパーソナルダイエットプログラムのほか、ビューティ加圧プログラム、独自のヨガトレッチメニューも備える。ショップでは、化石珊瑚に着目したオリジナルの化粧品としてヘアケアや、クレンジング、エッセンスなどのスキンケアを販売している。
恵比寿という場所柄、タレントやモデルも多く通うが、付近の主婦などからも好評で、高いリピート率を誇っているという。渡辺氏は「リナト(再生)の意味が示すように、女性たちに心身ともに生き返ってほしい」と話す。