城野 親徳氏
シロノクリニック総院長、㈱ドクターシーラボ取締役会長
日本のスキンケア市場の中で、この数年、急成長を遂げているドクターズコスメ。国内外で14年間、皮膚形成外科領域でのレーザー治療の研究を行う傍ら、国内でいち早く、ドクターズコスメを開発した、医学博士でシロノクリニック総院長の城野親徳氏に、日本でのドクターズコスメの現状などについて話を聞いた。
■利用者の声を最優先に
大学卒業後、米国などで皮膚形成外科においてのレーザー治療について研究した後、1995年12月、東京・恵比寿に「シロノクリニック」を開業しました。「患者さんの悩みを解決するクリニックにしよう」と思い開業したのですが、日本では当時、レーザーでシミやアザが消えることが知られていない上、美容皮膚科という分野がまだ珍しかったこともあり、最初の頃は患者が1日に1人、2人しか来ませんでした。その後、あるラジオ番組で、私どものクリニックが紹介され、それを機に、全国各地から患者さんが詰め掛けるようになりました。
