㈱リクルートはこのたび、美容情報カンパニーに設置されたビューティワールド総研がF1 層(20~34 歳の女性)を対象に行った、「美容センサス2010 下期」にて、美容サロンの利用実態に関する調査結果を発表した。
同社では、美容室・美容院・ヘアサロン(以下美容室)、エステティックサロン(以下エステ)、リラクゼーションサロン(以下リラクゼーション)、ネイルサロン(以下ネイル)の美容サロン4業態について、それぞれの利用頻度や利用金額などの利用実態を調査。全国の1,252 名から回答を得た。
利用の有無は、美容室(93.3%)、リラクゼーション(42.2 %)、エステ(33.0%)、ネイル(24.3%)となり、エステやネイルよりもリラクゼーションの利用率が高かった。利用金額では、各施設とも4,001 円~6,000 円が最も多く、美容室とエステは約25%が1 万円を超える高額利用者層だった。
各サービスメニューで経験者の割合を利用意向者(今後利用したい考え)が上回ったメニューは、エステでは「毛穴レス・美肌」「小顔・リフトアップ」となり、これらのメニューに潜在的な需要があることが分かった。リラクゼーションでは、「酸素カプセル」「矯正」「アーユルヴェーダ」「クリームバス・ヘッドスパ」が挙がった。
利用目的では、美容室、エステ、ネイルは「きれいになりたい時」が6 割前後と最も多かったが、リラクゼーションは「疲れた時」が約70%と突出して多かった。