開放的なエントラス
フェイスワークスタジオ ミッショナリー
「フェイスワークスタジオ ミッショナリー」では素顔の特徴や生活スタイルに合わせ、自宅でできる顔のエクササイズをレッスンする。肌だけでなく表情筋にも着目した美容法で、施術を受けるのではなく正しい美容習慣を学ぶことが出来る。エステティックサロンと異なるコンセプトが支持を得ている。
顔の筋肉に着目し、たるみを解消
「フェイスワークスタジオ ミッショナリー」は、顔の肌質だけでなく、筋肉を鍛えて顔のつくりをかえることをコンセプトに3 年前、鷺沼にオープンした。スタジオは住宅地にあり約15 坪。室内はベッド3 台とパウダールームを設置。エステティックサロンのような非日常的な演出や、癒し、リラックス要素はない。施術スタッフは、同社の研修を終了した社員を3 名配置。
営業時間は10：00 〜20：00、料金は月謝制で月々11,800 円から。30 代以降の女性が中心で、午前中は主婦の利用が多いという。
鷺沼は都心にも近くて乗降者も多い。当然、競合になるエステティックサロンやマッサージ店も多いが、現在の1 日の利用者は20 名〜22 名。新規会員は1 ヶ月あたり平均10 名増え続け、ベッドはフル稼働状態という。
エステティックサロンと差別化
レッスンは、表情筋のエクササイズと肌ケアの2 つが中心。最初に筋肉マッサージで顔のストレッチを行い、次にスマイルワークエクササイズ、最後にスキンケアを指導するという流れ。
店長の武山麻衣子氏は「従来のサロ
ンとは違い“寝ているだけで良い”ものではないので“スタジオ”としました。一時的ではなく、効果を持続してもらうのが目的なので、エクササイズを習得して、習慣づけてもらいたい」と話す。
利用客は顔のたるみが気になり駆け込むケースがほとんどで、見た目の改善が目的。エステティックサロンに物足りなさを感じ、乗り換える人も多いという。初めての表情筋のエクササイズは痛みも伴うが、その分効果も実感できると評判。その体感性の高さから使用する化粧品の売れ行きは良好で、物販の売上比率は5 割を超えるという。年内には10 店舗、3 年後には300 店舗展開を計画している。
