特集

“ストレスレス”が次世代のダイエット

【特集:ダイエット】
継続サポートサービスも充実

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 ダイエットサプリメント市場は、以前の主流だった食事置き換え系が落ちつき、ダイエットのストレスを減らし継続を助ける満腹系・食欲抑制系に注目が集まっている。また、運動への誘導やモチベーション維持をサポートするサービスも急増している。


■満腹系、吸収阻害系に注目
 ダイエット食品・サプリメントでは、吸収阻害系(カット系)、燃焼系、代替食系があるが、最近では満腹系(食欲抑制系)が注目されてきた。
 
 大手のドラッグストアでは「最近は目立ったヒット商品はない」というが、チャネルごとで売れている商品は異なる。バラエティショップのランキンランキンでは、「空腹知らずダイエット」(メタボリック)、「なかったことに」(スタジオグラフィコ)が上位になった。前者は満腹系、後者は吸収阻害系だ。吸収阻害系では「カロリミット」(ファンケル)も好調という。
 一方、ケンコーコムでは、代替食系の「明治プロテインダイエット」(明治製菓)が一位。かつて活況を呈したこのジャンルは、消費者に充分な満腹感を与えられず、現在は落ちついた動きを見せている。
 あるメーカーは「消費者がダイエットの成功には結局、運動や生活習慣の見直しが必要で、サプリメントだけでは痩せないと気付き始めているのではないか」と話す。
■運動するか継続すれば“ 満足”
 このメーカー側の危惧を裏付けるようなデータも出てきた。昨年、20~59 歳の男女1000人を対象に行われた「ダイエットの経験・意識に関する調査」(資料:ロンザジャパン㈱)を見ると、ダイエットの成果に満足度の高い層の約6 割が運動を行っていた。一方で、成果への満足度が低い層は「特定保健用食品」「置き換え食品」「単品ダイエット」を実行している割合が比較的高かった。
 もう1 つのキーワードは「継続」だ。男女いずれもダイエットの継続期間が3 ヶ月を超えると成果への満足度が高かった。また、男性に比べ、女性が行うダイエットの期間は3 ヶ月以内が最も多く、女性の多くが短期間のダイエットを行い、満足できずに止めている傾向が浮き彫りになった。
 満腹系・食欲抑制系は、ダイエット中のストレスを低減し、途中でのドロップアウトを阻止できるため今後の拡大が期待されている。
【TOPICS】
食事画像からカロリーを推定し、健康増進をサポート
■継続をサポートするサービス増加
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