（株）富士経済が発表した国内化粧品市場調査（11月10日発表）によると、2020年の市場規模は2兆7,502億円（前年比14.5％減）で大幅に減少するも、2021年はワクチン接種が進んだことで外出機会が増加。商業施設の営業状況も回復に向かい、2兆8,415億円(前年比3.3％増)を見込む。
同社が消費者を対象に実施した「新型コロナ流行前と比較した肌の状態」に関するアンケート調査では、「良くなった」「やや良くなった」との回答は12.7％で、「悪くなった」「やや悪くなった」との回答は28.3％となった。マスク着用や日常のストレスが原因で肌状態が「悪くなった」と回答する一方で、「良くなった」と回答した人の内、改善した理由でもっとも多かったのが「スキンケアにかける時間の増加」。外出の自粛で在宅時間が増えたことで、スキンケアを見直す消費者の動きが顕著に。通常のケアに加え、スペシャルケアの需要が高まっている。
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