(株)資生堂(東京都中央区)は、今年創業150周年を迎えるにあたり、同社の企業理念「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」のもと、記念イベントや記念商品の発売を通じて、同社の取り組みを広く発信していく。
同社は、東京・銀座に民間洋風調剤薬局として1872年に創業。今回創業の地である銀座本店「SHISEIDO THE STORE」では、イベント「A BEAUTIFUL JOURNEY」を年間通じて開催する。資生堂の歴史や過去の銀座の風景などを知ることができるアーカイブや限定品の展示、エステティックサロンやカウンセリング、ヘアメイク等では、特別な体験プランを提供する。
150周年記念商品として、オイル状美容液「万物資生 LIFE DEW」を今月21日、数量限定で発売する。ホホバオイル、スクワラン、アルガンオイル、ツバキオイル、ブドウ種子オイル、米胚芽オイルの6種のオイルを配合。オイルが水のように肌や髪になじみ、使用する部位を選ばず、好きな用途、好きなタイミングで使うことのできる自由度の高い美容オイルになっている。つやの付与やエモリエント効果、皮膚の保護効果が期待できる。サステナビリティに配慮した植物由来成分とパッケージを使用する。また、薬局から化粧品部として独立し、最初に手がけた化粧品ブランド「オイデルミン」の限定デザインも発売する。
同社の魚谷雅彦代表取締役社長は年頭所感において、2022年は新たな未来を切り開くための一歩を踏み出す「希望」の年になると挨拶。「生涯を通じて一人ひとりの健康美を実現する「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」を掲げ、美の力を通じて「人々が幸福を実感できる」サステナブルな社会を実現する。その取り組みとして、全世界約4.6万人の社員とともに経営ビジョンを考えるプロジェクトを発足し、社員と力を合わせて未来の資生堂を創っていく」と述べている。