NPO法人 日本エステティック機構(東京都千代田区)は第20回通常総会を28日に開催し、従来の認証制度に代わる新たな制度「エステティシャン養成制度認証」の実施計画を発表した。
2010年にスタートした「エステティシャン試験制度認証」は、300 時間、1000 時間相当の教育を受けたエステティシャン対象とし、各団体が定める基準等に基づき認証を付与してきた。
新たな制度は、2018 年に厚生労働省が発表した「職業能力評価基準(エステティック業)」によるエステティシャンの「能力ユニット」や「能力細目」、「業務遂行ための基準」をベースに、業界団体が運営する委員会がシラバス案を策定する。共通の必修科目となる日本エステティック試験センターの実施する検定(二級・三級)に加え、各業界団体が独自に行う選択科目をもとに評価し、エステティック機構による第三者認証を付与する。
経済産業省のヘルスケアサービスガイドラインの基準に沿って策定することで、透明性や持続性、客観性が担保された養成制度の構築を目指していく。