日本化粧品受託製造業者懇談会は16日、第28回JC・OEMセミナーを都内で開催した。今回のセミナーでは「喫緊課題”SDGs”と”中国薬事への対応”」をテーマに、日本ロレアル(株)ヴァイスプレジデント コーポレート・レスポンシビリティ本部長の楠田倫子氏、WWIPコンサルティングジャパン執行役員 シニアコンサルタントの花田舞佳氏が基調講演を行った。
日本ロレアルの楠田氏は「化粧品業界におけるSDGs~ロレアルグループが取り組むサスティナビリティ」と題し、現在同社が2030年までに目標として掲げる「気候変動」「水資源」「天然資源」「生物多様性」「社会課題」に関する取り組みや、その他の企業とパートナーシップによるグローバルな取り組みなどについて紹介した。またWWIPの花田氏は、2021年に行われた31年ぶりの化粧品監督管理条例の改定について触れ、化粧品OEM会社が知っておきべき新条例の主な変更点を紹介。さらに中国への進出を目指すメーカーから相談を受けた際の注意点にも言及した。