行政・業界動向

“睡眠の質向上”を目指す企業連携 「快眠」目的の旅・ホテル・住居【特集 睡眠】

昨年 12 月、厚生労働省は、成人、こども、高齢者別の睡眠・休養の推奨事項や 睡眠・休養に係る参考情報について「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」を策定した。 健康課題として国も重要視する睡眠の質向上を目指し複数企業が連携して新たなサービ スを生み出している


睡眠の質の向上で生産性アップ

国の健康政策「健康日本 21」の第三 次が今年 4 月からスタートした。前回の 第二次では、「睡眠による休養を十分と れていない者の割合」のベースライン値 を 18.4%から 15%に引き下げることを目標 に掲げたが、 最終評価時は 21.7% と悪 化する結果に終わった。このことも踏まえ、今回 10 年ぶりに改訂した「健康づくりの ための睡眠ガイド 2023」では、「適正な 睡眠時間の確保」と「睡眠休養感の向 上」の増加を掲げ、それぞれの指標となる「睡眠で休養が取れている者の割合」、 「睡眠時間が 6 ~ 9 時間の者の割合」 の目標値を定めた(下図参照)。また成人、こども、高齢者と年代別に適正な睡眠時間をとりまとめ、成人で 6 時間以上、 小学生で 9 ~ 12 時間以上、中高生で 8 ~ 10 時間以上の睡眠時間の確保を推 奨している。  民間での調査・研究も進む。睡眠医 学と先進テクノロジーで眠りのソリューショ ン構築に取り組む㈱ブレインスリープで は、睡眠偏差値に関する独自調査を実 施。コロナ禍に突入した 2020 年以降、 平均睡眠時間は増えたものの、 睡眠の 質は横ばい、もしくは悪化する傾向とい う。調査では、生産性や、経済損失と 睡眠の質に相関があると報告され、憂鬱 な日数や残業時間、モチベーションなど、 日常生活に悪影響を及ぼす可能性が示 唆された。さらに就寝前のデジタル端末 の利用や、テレビやライトをつけたままの 就寝、寝酒、就寝時間が不規則といっ た悪習を改善し、睡眠の質を上げること で、生産性の向上が期待できると指摘す る。  寝不足による経済損失は 18 兆円にも 上るといわれており、経済産業省では健 康経営の生産性向上施策においても睡 眠施策に注力している。

機能性フレグランスへ期待

これまで諸外国に比べて小さいとされ てきた日本のフレグランス市場だが、コロナ禍を契機に自宅で過ごす時間が増え たことで、キャンドルやディフューザーと いったホームフレグランス、さらに香りつ きのボディークリームを楽しむ人が増えている。中でも、「集中力を高める」「リラッ クスする」「気分を高める」といった「機 能性フレグランス」への期待が高まっている。香りに科学的にアプローチするアロマブランド「サイエンスアロマ」では、香りの効果・効能について国立大学との 共同研究を行い、アロマを嗅ぐことでストレス軽減、集中力アップなど、心理効果 へのエビデンスを確認している。また、睡眠診療を行うクリニックの専門医が医学的な知見に基づき開発した “寝つき” をよくするアロマオイルも登場している。

DIET&BEAUTY新春号抜粋。記事の続きは「読者登録」で読むことができます! ⇒こちらから

◆「Well-beauty Style2024」で5活「温・腸・眠・骨・筋」にフォーカス!

「働く女性の美と健康を応援する」をスローガンに、今年9月に開催する「Well-beauty Style 2024(ウエルネス産業展&カンファレンス)」では、展示会において特に注目すべきテーマとして、美しく健康的な体づくりの基本となる”5活”「温・腸・眠・骨・筋」にフォーカスします!

会期中には各テーマの基調講演を開催し、関連商材を展示するショーケース特設展示コーナーを設置します。また弊社発行の美容・健康の専門紙「DIET&BEAUTY」やオンラインメディア「健康メディア.com」「Well-beauty Media」、展示会公式HP等で広く取り上げ、ビューティやウエルネス企業、新たな商材を求めるバイヤー・プロフェッショナルから高い関心を引くことができます。

■2024年度開催概要

  • 展示会名称  :第1回「Well-beauty Style 2024(ウェルネス産業展&カンファレンス)」
  • (併催展 第23回「Diet & Beauty Fair 2024 」  2展同時開催)
  • 日程/会場:2024年9月30日(月)・10月1日(火)・2日(水)/東京ビッグサイト(西展示棟)
  • 主催 :インフォーマ マーケッツ ジャパン株式会社
  • 企画 :美と健康の専門メディア「DIET&BEAUTY」「Well-beauty media」

■展⽰会公式ホームページ>>>こちら

 

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