行政・業界動向

渋谷の女性のウェルネス意識・実態をまとめた「SHIBUYA WOMEN’S WELLNESS SCORE」公表

産官学民の連携組織(一社)渋谷未来デザインでは、渋谷らしいウェルネス像を検証するプロジェクトの一環として、渋谷で活躍する女性のウェルネス意識・実態をまとめ「SHIBUYA WOMEN’S WELLNESS SCORE」を公開した。調査からは健康満足度の低い層で孤独感や経済的不安が強く、ダイエットの動機にも影響を与えていることが示唆されたほか、健康満足度が高い層においても医学的に課題のある層が多く存在し、将来の健康リスク増大につながる可能性があることが伺える結果となった。

同プロジェクトでは、渋谷に住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人を対象に、渋谷における若年女性のからだと心の状態や地域社会を含む全体的な幸福を伴う健康状態の意識を調査。渋谷らしいウェルネス像の定義化及び渋谷女性のウェルネス意識・実態を可視化し、渋谷で活動するすべての女性のウェルビーイングな社会実現に向け、施策検討や基礎データとして活用することを目指している。

調査はネットによるアンケート調査とイベント時における来場者の20〜40代女性を対象とした実査およびアンケートを行った。「ウェルネス」を健康に関する感情的・身体的にウェルビーイングな状態で、からだ・心・地域社会を含む全体的な幸福を伴う健康状態と定義し、感情的なウェルビーイングとして自分の健康に満足しているかの「健康満足度」と身体的なウェルビーイングとして「生活習慣」「ライフスタイル志向」「月経状況」などの項目について調査した。

貯砂の結果から、健康満足度が高く、医学的問題がない人を「ハッピーグリーンタイプ」、健康満足度が高く、医学的問題がある人を「ハッピーレッドタイプ」とし、健康満足度が低く、医学的問題がない人を「アンハッピーグリーンタイプ」、健康満足度が低く、ウェルネス介入が必要な層を「アンハッピーレッドタイプ」の4つのタイプに分類。「渋谷ウェルネスタイプ」という枠組みとし、「ハッピーグリーンタイプ」の増加を今後の重要な課題としている。

今後は、対象となる10項目「年齢」、「健康満足度」、「身長・体重」、「BMI」、「月経周期」、「月経日数」、「朝食の有無」、「運動習慣」、「睡眠時間」「指わっか」の健康満足度や生活習慣に関する項目を10項目に整理し、包括的に評価するためのパッケージを作成する。その結果項目に基づき、点数配分を分析、スコア化することで、より精緻な健康評価を目指していく。

 

 

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