(株)リクルート(東京都千代田区)の美容に関する調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は先月20日、訪日外国人旅行者 936 名と美容サロン従事者 2,632 名を対象に実施した「美容サロンにおけるインバウンド実態調査」の結果を発表。訪日外国人旅行者の50.2%が日本の美容サロンに対して「利用意向がある」と回答した。
同調査で最も利用意向が高かったのが「マッサージ・リラクゼーション施設」(37.7%)で、「エステティックサロン・ホテルスパ」(22.9%)、「ヘアサロン」(18.8%)と続く。また外国人旅行者が日本の美容サロンに魅力を感じる点では、「清潔感・衛生的」 (42.1%)がトップで、次いで「日本ならではのデザイン・スタイルに仕上がる」(40.6%)、「施術が上手・ 丁寧」(31.7%)となった。
「外国人旅行者に人気のメニューで「シャンプー&ブロー」は、日本では単独で注文されることが少ないメニューだがが、特に欧米では日常的に利用されている。海外との文化の違いを理解すること で、美容サロンには新たなチャンスが生まれ、より多くの外国人旅行者に利用してもらうことができるのではないか」と調査に携わった研究員は語っている。