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妊産婦が化粧 (マニキュア)を施すとストレスが低減

 国際日本文化研究センター研究員の平松隆円氏と京都大学大学院医学研究科院生の米盛由以子氏による共同研究で、妊産婦が化粧(マニキュア)を施すとストレスが軽減し、否定的な感情状態が改善するという結果が明らかとなった。
 従来、産婦人科界では、化粧をすることで肌色などが操作され健康状態がわからない、異性への牽引から母子への心理的悪影響なども懸念され、妊産婦が化粧をする事は好ましくないとされてきた。


 今回の研究では肌への接触も少ない、マニキュア塗抹によって、ストレス増減の変化や感情調整作用にどのような影響があるのかを調査。その結果、妊産婦が化粧(マニキュア)を施すと「緊張-不安」「抗うつ-落ち込み」「怒り-敵意」「混乱」が有意に低下することが明らかとなったという。
 この研究結果により化粧の心理的な効果を明らかにするだけでなく、化粧をすることを否定的に捉えてきたことを覆す結果となった。
 今回の研究を共同で発表した平松隆円氏は、9月27日、ダイエット&ビューティーフェア2011のビジネスセミナーで「人はなぜ粧うのか?~化粧文化の考察から次のトレンドを探る~」を講演する。

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