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洋上のウェルネスに期待

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アヴェダのクルーズスパが始動

客船 飛鳥Ⅱ 内
「アスカ アヴェダ サロン&スパ
(ASUKA AVEDA SALON & SPA)」

 飛鳥Ⅱ(所有運航/郵船クルーズ㈱・2006 年2月就航)は、全長241m、総トン数50,142トンと日本最大の豪華客船。その最上階スカイデッキに、今月28 日「アスカ アヴェダ サロン&スパ」が、オープンする。高齢化社会の下、洋上のウェルネスを提供するクルーズスパに期待は高まる。


●国内客船クルーズ年間利用者20 万人
 
 米国の客船クルーズの年間利用者数は延べ1000 万人。日本は未だ20 万人だが、高齢化社会下の有望なレジャー産業として注目されている。クルーズというとリタイアしたシニア富裕層が優雅に世界一周するイメージが強いが、近年世界的にも大衆化、カジュアル化、低年齢化が進んでいるという。満足度が高く7 割以上がリピーターとなるため、景気に左右されない産業とされてきた。
 国内でも1泊2日からの短期のクルーズが増え利用客層も多彩になった。短期は50~60 代が多く、長い世界一周になると70 歳以上が多くなるが、そこに若年層も混じるようになった。いずれも夫婦、親子等のペア客が中心だが、一人での乗船も珍しくないという。
 飛鳥Ⅱの、乗客数は872 人、乗組員数は470 人、客室(全室海側)は436 室。船内では、陸上と同じあらゆるサービスが提供されている。劇場や映画館、クラブ、カジノ、展望大浴場、海水プール、パドルテニスコート、サロン&スパも備え、まるで巨大なホテルが、海の上を動いているようだ。
●1月28 日オープン、アヴェダのサロン& スパ
 

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 今月28 日出発のアジアクルーズから、アヴェダのサロン&スパがオープンする。店舗面積247,5 ㎡に、セット面5、シャンプー台3、スパ個室4 が配されている。クルーズスパの特徴は、毎夕食時のドレスコードに備えて髪のアップや着付け、ネイル、ハンドケアが多いことだという。

 スタッフは、ヘア4 名、スパ4 名、ネイル1 名、レセプション1 名で、ワールドクルーズには理容師も乗る。アヴェダ導入をきっかけに、サロン&スパの内装やオペレーションに改良を加えた。内装面は、お客様目線で備品やレイアウトを見直した。サロン内はダウンライトの落ち着いた空間だ。運営面では、ブランドイメージに沿ってスタッフの話すキーワードや動きを統一した。何処で何を話すか、何をすべきか。技術トレーニングには、ヘア46.5 時間、スパ66 時間を要した。

 メニュー面は、短期クルーズと世界一周との違いを明確にした。短期ではエステティック・スパ未経験の乗船客が多く、街のデイスパと同様にトライアルを重視した。特に1泊だと集客チャンスは限られ、ディナーの前後しかないためヘッドスパやショートのスパメニューを増やした。「ショート エレメンタル ネイチュア」の フェイシャル(45分5250 円)、ボディ (45 分6300 円)、「ナイト トリートメント」フェイシャル&ボディ(30 分4725 円)など。
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