インターナショナル・トイレツリース（株）（神奈川県秦野市）では、積極的な設備投資を行い、外注費を抑えた低コスト製品の供給を取組んでいる。
受託製造はトイレタリーを主力に、基礎化粧品、医薬部外品、家庭用洗剤など。大手化粧品メーカーや美容室ルートで多くの実績を持つ。また、業界内で初めて海洋深層水を化粧品原料に採用するなどの実績も持ち、現在も商品開発には力を入れている。
本社工場のある秦野では、10t乳化タンク2基を始め合計40台の製造設備を有し、充填はあらゆる容器に対応した25ラインを持つ。その一方で100本単位の小ロットも柔軟に対応する。
昨年は7500坪の隣接地を取得。来年度末をめどに生産ラインの増設と在庫を持たない顧客が増えてきたこともあり製品保管倉庫を竣工する予定。倉庫賃料などコスト削減を図り原価の低減に取り組んでいる。
売上は昨年の地震の影響で資材の入荷遅れや節電などで苦しんだが前年並みになる見込み。GMP基準に則り製造設備面はもちろん、品質管理面などでは外部コンサルタントを入れて高い水準での体質改善を図っている。
