岡山工場
(株)コスメテックジャパン(大阪市港区)は、5年連続で平均120%増の売上げを記録している。震災以降はリスクヘッジとして西日本方面へ発注が流れる傾向もあり案件は今後も増えると予測している。
同社の強みは、製造のみならず、商品コンセプトの企画立案、処方、薬事対応、販売促進に至るまで商品の販売戦略まで提案できること。昨年から営業部の名称を「企画提案グループ」に改めさらに取組みを強化している。
また業界で最も歴史のある研究所を備えており、京都大学大学院と機能性研究を行うなど産学連携で商品開発に力を入れている。社内には化粧品専門のデザイナーが在籍しており、ハイレベルなデザインをスピーディーに提案する。
現在の主要ルートは通販、化粧品メーカー、エステティックサロン、美容室など。最少ロットは3000個からだが、ビジネスのビジョンを共有できるパートナーであれば特に制限は設けないという。
同社は、海外進出サポートに関しての多くのノウハウや実績を持ち、メイドインジャパンの優位性を活かしてイギリス、中国、香港、台湾、シンガポール、ベトナム、タイなど世界14カ国に広がっている。