食品分野において生産・物流現場の洗浄・除菌対策は衛生管理の基本中の基本といえる。食品製造を取り巻く近年の数々の不祥事が消費者の不信感を強めたこともあり、食品の安心・安全が厳しく問われる中、洗浄・除菌剤やその周辺資材の開発も進展している。
洗浄・除菌剤開発の進展に伴い、安全性や環境負荷のほか、経済性にも配慮したうえで、少量でも確実な効果が得られるサニタイザーニーズが高まっている。また、ここにきて猛威をふるい始めた新型インフルエンザをはじめ、各種ウイルス対策もクローズアップされ、ウイルスに対する効果のある製剤の需要が急速に需要を拡大しているようだ。洗浄・除菌効果を最大限に引き出すためにも用途に応じた製剤の選択が重要となることは言うまでもない。本稿では各洗浄・除菌剤サプライヤーの提案する製品と周辺資材についてみていく。
＜主な洗浄・除菌剤および周辺資材サプライヤー＞
●各種洗浄・除菌剤
・タイショーテクノス
・日本化薬フードテクノ
●ウイルス対策向け洗浄・除菌剤
・メルシャン
●ＡＴＰ、たん白ふき取りキットによる洗浄・除菌モニタリング
・エア・ブラウン
・キッコーマン
・スリーエム ヘルスケア
・ニッタ
●過熱蒸気を利用した除菌・洗浄装置
・富士電機Ｅ＆Ｃ
●飛散防止膜付き（ＵＶカット型）蛍光灯
・アインセライト販売
～教育とオペレーションの観点から考える、これからの食品現場のつくり方～
