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【5月号】変わる食品表示と印字・記録関連技術

―放射性物質新基準とCFP制度のスタートでプレゼンス高まる―

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 産地偽装表示や消費期限虚偽表示など食品表示をめぐる事件がここ数年相次いで起き、食の安心感が揺らいでいる。加えて福島第一原発の事故に伴う食品の放射能汚染の懸念により、4月から新基準での管理が求められ、農畜水産品の産地表示や履歴管理が従来以上にクローズアップされる事態になっている。
 一方で、商品が作られてから使われ、捨てられるまでの“一生分”のCO2排出量を表示するカーボンフットプリント(CFP)制度も4月1日に始まった。CO2で企業を評価する海外制度への対応やビジネス機会拡大の手段としても期待されていることから、算出法や表示認証の整備とあわせて、表示・印字ソリューションへの関心も高まっている。
 2次元コードやラベル、印字装置および印字検査機など履歴明確化のための資材や機器は、品質管理システムの構築を図る上でその重要性を高めている。本稿では、安心安全が叫ばれる食品事情や生産・加工方法の複雑化といった現状を鑑み、トレーサビリティシステムをはじめとする生産/流通管理システムの構築において鍵を握る各種コードやタグ、さらに精密性、正確さ、鮮明さに加え、簡易操作性や環境配慮の対応が進む印字装置や印字検査機、ラベラーなどの表示・記録関連技術などを紹介していく。


重要性高まる印字記録ソリューション

サーマルプリンタ

《ハイエンド性能そのままに環境対応高めたSD-X40》

イーデーエム

インクジェットプリンタ

《段ボール箱などへの高品位印字を低価格で提供》

 モリコー

ラベル・ラベラー

《市場創出型のラベル印刷で石油からコメまで多様な表示ニーズに対応》

 ネット・アンド・プリント

文字検査装置・画像処理機器

《日付印字のノウハウと包装現場の声をもとに、使い易さを極めたオールインワン検査機》

 イーデーエム


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