食品素材の記事

腸内環境改善とアレルギー対策で注目、大和薬品の「米ケフィラン」

大和薬品の開発したLK乳酸菌米培地生成物「米ケフィラン」は、ケフィアに特徴的な乳酸菌(Lactobacillus kefiranofaciens)を米培地で培養した“植物性ケフィラン”。主な機能性成分となる粘質多糖ケフィランを高濃度に含有しており、米ペプチドやGABAなど乳酸菌生産物質も含む。

機能性研究において抗アレルギー、花粉症症状改善、腸内環境改善、整腸、抗動脈硬化、血糖降下、肝機能改善など様々な作用が確認されている。最近では長寿遺伝子に関する研究(線虫の抗老化効果)が報告され、さらにアトピー性皮膚炎の改善や潰瘍性大腸炎の軽減などの症例も上がってきていることから、臨床試験など研究の深堀も検討されている。

特に同社が注目しているのが抗アレルギー作用と腸内環境改善作用で、今後の需要増加が予想される整腸・腸内環境向け商品やアレルギー分野の商品に提案を進めたい意向。国内市場での販売も波に乗りつつあり、今後の海外展開にも期待がかかる。

※「食品と開発」3月号は、機能性素材や健康素材について各社が販売している各種素材の紹介をしています。ご興味ある方はぜひご購読ください。
購読希望の方はこちら

関連記事

  1. 油脂コーティングした「コート果実酸」を上市
  2. アークレイ、3種のハーブを含有した抗糖化向け素材「サトナシール」…
  3. キッコーマン、植物性たんぱく質強化の新素材「パフ大豆」を発売 ~…
  4. 丸紅ケミックス、中国新興メーカーのビタミンCを展開へ
  5. ツルヤ化成工業、食添グレードのアジピン酸のサンプルワークを開始
  6. サステナブルなりんご由来の食物繊維―クリーンラベルにも対応
  7. 有胞子性乳酸菌「スポルス®」のメンタルヘルスに関する機能性を解明…
  8. DIAAS方式による評価でエンドウたん白の優れた栄養機能を確認

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
  資料請求は【こちら】

■2025年予定
IFT FIRST 2025
・7月13~16日 米国 シカゴ
Fi Europe
・12月2~4日 フランス パリ

■2026年予定
Natural Products Expo West
・3月3~6日 米国

食品開発展2025