食品素材の記事

ルチンの内臓脂肪低減作用に関するSRの提供を開始

東洋精糖が販売しているルチンの酵素処理品「αGルチン」は、先ごろ内臓脂肪低減に関するヒト試験結果の論文化が終了。機能性表示食品届出のためのSRサポート体制が整い、紹介を始めた。機能性関与成分はモノグルコシルルチンで、有効量はモノグルコシルルチンとして300mg/日。

目のピント調節機能についても検証を進め、20~65歳までの幅広い対象者でモノグルコシルルチンとして352mg、254mgの単回投与で有意差が得られたとする。効果は濃度依存的で352mgの方が顕著な効果だが、254mgでも有意差は得られた。論文化のめども立ったことから今後SRの準備をしていく予定という。

αGルチンはエンジュより抽出したルチンの酵素処理品。ルチンは通常水に溶けないが酵素処理で配糖体にすることで水溶性になり、体内吸収率が高まることも明らかにされている。これまではその抗酸化性の高さから酸化防止目的(退色・風味劣化抑制)で飲料やゼリーに使用されることが多かったが、数年前から同社では機能性の検証も進めていた。

関連記事

  1. 短鎖脂肪酸を多く生み出すビフィズス菌とイヌリンによる認知機能の改…
  2. 睡眠の質改善と意欲を維持する機能を訴求したサフランエキスを5月に…
  3. 全国で採用が広がる「シールド乳酸菌®M-1」
  4. 脂肪肝、メタボ予防に期待高まるアーティチョーク葉抽出物
  5. グルテン分解機能を有する乳酸菌で「グルテンレス」を訴求
  6. スポーツ向け素材のニューフェイス「オキシストーム」
  7. 注目の4素材について講演―食品新素材研究会
  8. 乳化力を有する植物オイル「オーツ麦オイル」を乳化剤代替に提案

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
  資料請求は【こちら】

■2025年予定
IFT FIRST 2025
・7月13~16日 米国 シカゴ
Fi Europe
・12月2~4日 フランス パリ

■2026年予定
Natural Products Expo West
・3月3~6日 米国

食品開発展2025