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機能性表示食品で初、免疫機能を表示した製品が受理

機能性表示食品で、キリンビバレッジの「キリン iMUSE(イミューズ)水」など5品が、免疫機能の表示で受理された。消費者庁は機能性表示食品の受理製品についてホームページで発表しており、8月7日更新分で受理されたことが分かった。

関与成分は、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)で、摂取目安量あたりの含有量は1000億個。表示は「本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。」となっている。

受理製品は、
キリンビバレッジ (以下3品は清涼飲料水)
・キリン iMUSE(イミューズ) 水
・キリン iMUSE(イミューズ) レモン
・キリン iMUSE(イミューズ) ヨーグルトテイスト
キリンホールディングス(以下2品はサプリメント)
・キリン iMUSE professional(イミューズ プロフェッショナル)プラズマ乳酸菌サプリメント
・キリン iMUSE(イミューズ) プラズマ乳酸菌サプリメント

製品への表示は「健康な人の免疫機能の維持をサポート[プラズマ乳酸菌の研究報告]」となっている。

研究レビューで機能性を評価し、文献の検索は5つのデータベースを用いて実施し、調査対象となる文献は6報。
・pDCへの作用についての文献6報のうち、3報でpDC活性化を示す指標が対照群と比較して有意に高値であった。
・体調に関する全身の自覚症状についての文献6報のうち、4報で全身の自覚症状(全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、総合的な臨床症状、体調または疲労)が対照群と比較してより軽度に維持されていた。
・体調に関する特定の部位の自覚症状についての文献5報のうち、全てで特定の部位の自覚症状(くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、せき、頭痛、関節痛または筋肉痛)が対照群と比較してより軽度に維持されていた。

これらを総合的に判断し、L. lactis strain Plasmaの免疫機能の維持効果について示唆的な根拠があると判断された。

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