食品素材の記事

ザクロ抽出物の腸内代謝物ウロリチン発売・細胞の再活性素材として提案

ダイセルではザクロ果皮から抽出したエラグ酸の腸内代謝物であるウロリチンA(製品名ウロリッチ(TM))の開発に成功、細胞を再活性化するウェルエイジング素材としてサンプルワークを開始した。

ザクロ抽出物の有効性としては、ザクロ抽出物中のエラグ酸が腸内細菌によりウロリチンに変換され、機能が発揮されることが判明しており、ウロリチンAの機能性としては細胞の恒常性を保ち、新陳代謝を促すオートファジーやサーチュイン遺伝子1の活性化などにより、細胞を再活性化することが報告されている。ウロリチンAはサーチュイン遺伝子の活性化により、肌関連では紫外線により損傷を受けたDNAを修復することで皮膚の老化を防ぐ可能性や、シミ、そばかすなどの原因となるメラニンの産生抑制などに期待できる。

同社は世界で初めて複合微生物系での発酵法を用いて代謝物であるウロリチンAの生産に成功し、今後独自の臨床試験も重ねながら市場開拓を行っていく。

関連記事

  1. 高吸収リポゾーム化ビタミン・ミネラルと二酸化ケイ素代替素材を披露…
  2. GABAの認知機能における有効性を確認
  3. グルテン分解機能を有する乳酸菌で「グルテンレス」を訴求
  4. 新規抗ロコモ素材「NEM®」本格販売―アスク薬品
  5. 肌と毛髪の美容・アンチエイジング素材として提案
  6. ラクトフェリン玉不足問題、長期化へ
    アジア・米国市場への対…
  7. 乳化力を有する植物オイル「オーツ麦オイル」を乳化剤代替に提案
  8. 注目の4素材について講演―食品新素材研究会

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
  資料請求は【こちら】

■2025年予定
IFT FIRST 2025
・7月13~16日 米国 シカゴ
Fi Europe
・12月2~4日 フランス パリ

■2026年予定
Natural Products Expo West
・3月3~6日 米国

食品開発展2025