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フレイルになる人は2年前に舌の動きが衰えていた―岡山大学の研究

岡山大学病院 歯科・予防歯科部門の竹内倫子講師と岡山大学学術研究院医歯薬学域予防歯科学分野の森田学教授らの研究グループは、「タ」の1秒間に発音できる回数が少ない人は2年後にフレイルになりやすいことを明らかにした。 本研究成果は、2022年1月20日に スイスの学術誌「International Journal of Environmental Research and Public Health」に掲載された。

岡山大学病院歯科・予防歯科部門を受診した60歳以上の患者を対象にフレイル評価を行い、健康だった人を2年間追跡調査した。2年後に健康のままだった人とフレイルになった人とにどのような違いがあるかを分析したところ、2年後にフレイルになった人はすでに舌の動きが衰えていることが分かった。舌の動きが衰えるとコミュニケーション障害や栄養不足を介してフレイルに影響する可能性があると考えられた。

フレイルとは、健康な状態から要介護の状態に移行する中間の段階で、心身が老い衰え、軽度の認知障害や社会とのつながりが減少した状態のこと。舌の動きは訓練すると維持・改善できるといわれているため、舌の動きが衰えないようにすることで、将来フレイルになることを予防できる可能性が示唆された。

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