食品素材の記事

旭化成、結晶セルロース全製品値上げへ

旭化成は、結晶セルロースの全製品(セオラス™、セルフィア™)について、10月1日の出荷分から価格改定を実施する。値上げ幅は「セオラス™」の粉体グレードがキロ当たり150円、食品の安定剤等に利用されるコロイダルグレードで170円、核粒子グレードの「セルフィア™」は300円となっている。

原料となる高純度の精製パルプおよび副原料は世界的に需要が伸びる一方で、供給が増えず価格が高騰しており、自助努力の対応のみでコスト上昇分を吸収することは難しく、安定調達・安定供給のため、価格改定を実施せざるをえないと判断した。

結晶セルロースは、繊維性植物からパルプとして得たα-セルロースを酸で部分的に解重合し、精製したもの。機能・品質に優れ、独自の粉体技術を駆使した結晶セルロース「セオラス™」、「セルフィア™」は医薬品、食品、工業、化粧品など幅広く利用されている。

関連記事

  1. 東洋新薬の大麦若葉末、従来の1/3 の摂取量で新ヘルスクレーム「…
  2. デュポン ベーカリー向けの新規酵素製剤を発売
  3. 便通改善や免疫活性機能をもつオリゴ乳酸「LAC」―機能研究進む
  4. アルゴンガス、香料物質7品を新規指定へ
  5. 小川香料、体をあたたかく保つウィンターセイボリーエキスを拡販
  6. 風味を維持・健康効果も期待できるスイカ抽出物を発売
  7. 国内酵母ビジネスの先駆け 三輪製薬がミネラル酵母の可能性に期待
  8. 植物エストロゲン成分を含んだ新素材「アグアヘエキス」

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
  資料請求は【こちら】

■2025年予定
IFT FIRST 2025
・7月13~16日 米国 シカゴ
Fi Europe
・12月2~4日 フランス パリ

■2026年予定
Natural Products Expo West
・3月3~6日 米国

食品開発展2025