食品の味・におい・テクスチャーはおいしさを決める重要ファクターであり、食品メーカーでは新しい味、におい、色、テクスチャーの開発のための研究が日夜続けられている。従来からおいしさの評価は官能評価で行われているが、官能評価では訓練されたパネルでも個人差や体調、気分、作業の疲労により、評価の客観性や再現性にブレが生じるのは否めない。
最近はこれまので官能的な評価から、もっと客観性をもたせたデータ取得の必要性が生じており、製品のポジショニング評価や品質評価のうえから機器分析も盛んに見られるようになってきた。機器の開発は以前から内外で行われてきていたが、近年はデータ処理ソフトの進歩とともに、より簡便に利用でき、品質管理の場面でも使える装置が登場してきた。
本稿では、味・におい・テクスチャーの客観評価を目指した装置やソフトの開発状況についてみていく。
<主な関連企業>
インテリジェントセンサーテクノロジー
サン科学
島津製作所
プライムテック
山電
未分類
【分離・計測】味・におい・テクスチャーの客観評価を目指して
未分類
- 消費者庁 安全性未評価・成分規定のない既存添加物の調査を実施予定 2025年2月18日
- 食品と開発 無料ウェビナー開催―工場の「属人化」と「生産性の低さ」の原因は◯◯
~教育とオペレーションの観点から考える、これからの食品現場のつくり方~ 2025年1月9日
- 酵素処理燕窩のトリインフルエンザウイルス感染抑制効果が試験で明らかに 2024年12月18日
- 不安・緊張の緩和機能を有するお米由来のペプチド 2024年12月16日
- アストラサナ・ジャパン、GSIクレオスと資本業務提携 CBDの安定供給体制を強化 2024年12月13日
- ヘンプ・CBD産業4団体が共同宣言 「世界でも類を見ない基準に挑む」 2024年12月12日
- DHA・EPA協議会 第25回公開講演会開催―「生体ではたらくDHA・EPA-筋肉・腎臓・脳」 2024年10月17日
- ポッカレモン100、機能性表示食品に – 52年目の大改革 2024年8月22日
- 老化速度はコントロールできる!老化時計を遅らせて健康長寿を目指す
第6回 林原ライフセミナー開催 2024年3月21日 - 農業者の環境負担軽減への取り組みを「見える化」開始 2024年3月11日