未分類

【支援技術】機能性食品製造をサポートする粉粒体技術

機能性食品や健康食品の需要が急激に高まる中で、粉粒体技術には新たな機能性を付与すべく、素材の複合化、微粉化、多種多様な粒子に特性や機能を与える微粒子設計技術など、高度な技術が要求され、医療、ファイン化学分野からの技術導入も進んでいる。


しかし微粉砕された粉粒体は、表面が活性化して付着や凝集などの現象を起こすなど取り扱いの難しさも指摘されており、目的通りに使いこなすためには分級や造粒、計量、粒度計測など粉粒体プロセスにおける的確なコントロールが重要になってくる。
健康食品、新素材で求められる粉粒体技術には、まず少量多品種への対応というテーマが挙げられる。実際、新技術搭載の小型試験機や卓上試験機が、受託加工現場やメーカーの少量生産機として動き始めているのが近年の特徴。また、従来機器に比べサニタリー性や分解性を高めるなど、制御装置等を組み合わせたHACCP、GMP対応機種かどうかも選択の際のポイントとなる。ただし、GMP対応機だからといって高い価格では売れないので、なるべく重厚な装備、アクセサリーを省き、シンプル機能にしてコストを抑えたものであることも重要だ。さらに、食品が持つ微量な有効成分の損失抑制や保水性・融合性・体内吸収性を向上させた粉砕機、抽出機なども存在感を強めている。
次に、これら機能性食品製造に不可欠な粉粒体機器メーカーの最新動向を紹介する。
【注目の粉粒体機器メーカー】
岡田精工
豊製作所
奈良機械製作所
大川原製作所
富永物産
西村機械製作所
日本マグネティックス
日機装

関連記事

  1. 【食工展企画】FOOMA JAPAN 2009 国際食品工業展
  2. 【2月号】Food ITソリューションの最新動向
  3. 【2月号】食品加工用酵素の市場動向
  4. 【健康素材】抗ストレス食品・素材の市場動向
  5. 【品質管理レポ】食品の品質管理に対応するおんどとりの新技術
  6. 食品安全に欠かせない温度管理技術
  7. 【5月号】変わる食品表示と印字・記録関連技術
  8. 食品産業での酵素の利用動向

お問い合わせ

毎月1日発行
  年間購読料 33,000円(税込)
      1冊 3,300円(税込)

海外展示会のツアー開催

「食品と開発」では海外の食品展示会に合わせたツアーを開催しております。渡航や展示会入場に関する手続きを省け、ツアーならではのセミナーなどの企画もございます。
  資料請求は【こちら】

■2025年予定
IFT FIRST 2025
・7月13~16日 米国 シカゴ
Fi Europe
・12月2~4日 フランス パリ

■2026年予定
Natural Products Expo West
・3月3~6日 米国

食品開発展2025