食用色素は消費者の健康志向を反映して、合成系の色素から天然系色素への流れが進み、さらに安定性が高く発色の良い天然色素製剤の開発がここ数年進んできた。
最近は食品市場全体の伸び悩みも影響し、食用色素市場は成熟市場に達したとされる。そのような中で食品色素サプライヤー各社は、色と健康機能を併せもった素材の開発や独自技術を駆使し、安定性、発色性を高めた製品開発に注力している。
食品色素市場は、原料・原油価格の高騰による資材・輸送コスト、人件費などの上昇で他の市場同様厳しい状況にあるが、価格改定への動きは他の市場と比べるとなかなか進まないようである。
本稿では、天然色素市場の現状と、サプライヤーの動向についてみていく。
主なサプライヤーは下記の通り。
<主なサプライヤー>
葵巳化成
グリコ栄養食品
神戸化成
三栄原エフ・エフ・アイ
セティ
タイショーテクノス
タマ生化学
日農食品販売
日本カラメル工業会
天野実業
池田糖化工業
昭和化学工業
仙波糖化工業
森田フードシステム
日本葉緑素
保土谷化学工業アイゼン事業部
三井製糖
三菱化学フーズ
ヤヱガキ醗酵技研
理研ビタミン
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【市場動向】食用色素の市場動向
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