清浄度検査法として普及しつつあるATPふき取り検査手法は、04年夏改訂された食品衛生検査指針(微生物編)に清浄度確認法として紹介され、普及が進んでいる。
ATP検査キットが出始めた当初は微生物検査法のような誤解もあったり、測定した数値の意味がわからず、管理手法として使えないといった声が聞かれた時期もあったが、現在はそのような誤解も解け、現場の日常管理手法として、また衛生教育ツールとして普及しつつあり、食品加工施設から外食・中食・給食さらには病院へと拡がっている。本稿ではATPふき取り検査法の普及状況と新しい展開についてみていく。
<主なATPふき取り検査キットメーカー>
米国ネオジェン社製品を本格的に拡販
エア・ブラウン
国内のATPふき取り検査市場でトップシェア
キッコーマン
クリーントレース衛生モニタリング製品などを取り扱い
スリーエム ヘルスケア
世界市場で高いシェアを持つHygiena社製品の取り扱い
ニッタ