スパイスは、古くから食生活の中で用いられ、あらゆる場面でその効果を発揮してきた。香味付けなど調味料としての利用はもちろん、抗菌作用、酸化防止作用、矯臭作用などの目的で食卓及び加工食品の製造において重要な役割を果たしている。日本では食生活の洋風化に伴いスパイスのマーケットが拡大、年々伸長を続けてきたが、ここ数年は市場の成熟ともとれる小幅な動きとなってきている。
しかしスパイスはその一方、生理活性面での機能性がクローズアップ、スパイスメーカーでは従来からの調味用途に生理活性機能をプラスすることで、高付加価値素材としての提案を進めている。定着傾向にある唐辛子ブームもこの動きの一端といえ、辛さだけでなく含有成分カプサイシンが大きく取り上げられている。
本稿では、家庭用商品及び食品加工向け原料の需要動向を探るとともに、原料メーカーの今後の展開についてみていく。
未分類
スパイス市場の最新動向
- 第15回電解水セミナー開催~新たなパンデミックへの備え-次亜塩素酸噴霧の有効性を考える~ 2024年11月22日
- 「食の安全カンファレンス」-無料オンラインセミナー 11/28開催 2024年11月21日
- ゲノム編集技術を用いた新たな食品の開発ー(地独)東京都立産業技術研究センター主催の無料オンラインセミナー12/9開催 2024年11月20日
- 東洋新薬 品質保証体制強化―トレーサビリティ大幅向上、異物混入リスク軽減 2024年11月14日
- 人の手や口に直接触れる紙器に適した除菌・ウイルス除去コーティング剤 2024年11月13日
- 全国大麻商工業協議会が「大麻・CBDビジネス」オンライン説明会を開催 2024年11月12日
- 常磐植物化学研究所、植物化学シンポジウムを共催、第2回松尾仁賞 授与を予定 2024年11月11日
- 中性脂肪抑制や肥満予防で注目の米ぬか由来素材 2024年11月8日
- 水溶性こんにゃく由来グルコシルセラミドを開発、上市 2024年11月7日
- 弾力性とゲル強度を併せ持ったユニークな植物たん白素材-キャノーラプロテイン 2024年11月6日