米国で人気のスーパーフルーツ。量販店などでは、今やなくてはならない定番商品として市場を確立している。米国でのスーパーフルーツを後押しした背景には、「Antioxidant」に表される健康志向、抗酸化の測定法が確立し、指標とされていることなどが挙げられる。一方、日本では素材が持つ個々の機能性を訴求した展開が多数を占め、さらなる市場拡大のためには、米国のように抗酸化機能という共通項での認識が求められる。
本稿では“スーパーフルーツ”素材の市場動向についてみていく。
米国と日本市場における“スーパーフルーツ”市場
米国でここ数年人気のスーパーフルーツ。流通形態としては飲料が最も多く、量販店の飲料コーナーではすでに定番商品としての人気を確立、最近では飲料だけでなく、スナック、ヨーグルト、バー製品などの一般食品やサプリメントなど広範な製品に使われるようになってきている・・・
一方、日本でも果実由来素材はおいしく、見た目も良く、加えて健康に良いというイメージの良さも手伝って注目度は高い。
スーパーフルーツの機能性研究
果実由来素材はそのままでもおいしく食べられるものが多く、味や色を生かした濃縮ジュース、FD末、スプレードライ末で上市されているものと、有効成分を規格化し抽出されているものがあり、利用形態も飲料、ゼリー、菓子、調味料からサプリメントまでと幅広い。味・色からくる応用範囲の広さも果実由来素材の人気の理由だ。もちろん健康効果の裏付けも近年の研究により明らかになっていることが市場をバックアップしている。
スーパーフルーツ素材サプライヤー
●ビタミンCを規格化した高品質なアセロラ果汁を提案
●豊富なエビデンスに裏付けられたアムラ
●イチゴ種子エキスを美肌素材として提案
●抗インフルエンザ作用を有するエルダーベリー
●むくみ改善作用を有するカクタスフルーツ
●カシスの抗インフルエンザウイルス作用を確認
●抗シワ、抗クマ作用を有するキウイ種子エキス
●ビタミンC、P高含有のゴールデンローズフルーツ
●抗アレルギー作用を持つジャバラ
●高い抗酸化作用を有するマキベリー
●免疫賦活効果が確認されたみかんパウダー
●温州みかんエキスに骨粗しょう症予防作用、美白作用を確認
●ユズ種子エキス、美容系飲料での動きが好調
●美肌・美容の売れ筋素材、ライチ種子エキス
●美容・冷え性改善訴求に提案するリンゴ+ブドウ
●ダイエット効果のある柑橘系フルーツ
●アローニャなど多数のスーパーフルーツを提案