現在わが国には、様々な種類のポリフェノール素材が流通しており、総じて堅調に推移している。米国のように「アンチオキシダント」や「ORAC」といった包括的指標はないにせよ、機能性研究の進展により科学的な裏付けがなされている素材が多く、ビルベリーやリンゴ、茶、オリーブ、ライチなど馴染み深い原料は、表示規制が厳しい状況のなかで、使う側にとっても訴求点、安心感の面で評価が高いといえる。
この一年、最も注目された素材といえば「レスベラトロール」が挙げられる。テレビ放映が契機となり、健食大手からも続々と製品が投入され、今後の動向に注目が集まる。
本稿では、ポリフェノール素材の話題と市場動向を中心にみていく。
【主なサプライヤー】
●赤ワイン
●アセロラ
●アムラ
●イチゴ
●オリーブ葉・果実
●カカオ
●グァバ葉
●海藻
●カシス
●キウイ果実・種子
●クルミ
●黒大豆
●黒米
●コーヒー豆
●桜の花
●ザクロ果皮・果実
●さとうきび
●シソ
●大豆(イソフラボン)
●茶
●月見草
●生コーヒー豆
●ビルベリー
●ブドウ種子・果皮
●ヘスペリジン
●ユズ果実・種子
●ユーカリ
●ライチ果実・種子
●リンゴ
●リンゴンベリー
●ルイボス(非発酵)
●ルチン
●レスベラトロール
●ローズヒップ
●アップル&グレープ
●フルーツ&野菜