食物繊維は我々の食生活において不足しがちな栄養素として、第6次改定栄養所要量においては、1日当たりの目標摂取量が成人で20~25gと設定されている。だが、ここ数年の国民栄養調査から算出した食物繊維の摂取量を見ても、改善方向に向かっているとはまだまだ言い難い。一方で、食物繊維の持つ各種疾病予防作用が明らかになる中、その機能性を利用した食品の開発も進んでおり、特定保健用食品をはじめ、様々な形態の食品に利用されている。また、繊維強化目的に比べ一品当たりの使用量は少ないが、保水性・保型性、安定性などの物性を活かした需要も大きくなっている。
本稿では、各種食物繊維素材の利用動向と市場状況などについてみていく。
●主なサプライヤー1
・ダニスコジャパン
・松谷化学工業
・ロケットジャパン
・太陽化学
・不二製油
・コロイドナチュレル
・クレオ・インターナショナル
・清水化学
・日本シーベルへグナー
●主なサプライヤー2
・丸栄トレーディング
・日本甜菜製糖
・伊那食品工業
・オルガノ
・日本食品化工
・旭化成
・研光通商
・ダイセル化学工業
・キッコーマン—–