東洋新薬では、10月に開催された食品開発展で、従来のODMに加え、OEMゾーンについての積極的な紹介と、機能性表示食品に向けた提案を行った。
OEMゾーンでは、充填ラインなどの製造機械や品質検査の様子など映像を交えて展示。剤形は幅広く対応し、ソフトカプセルやタブレットなど一般的な製品形態はもとより、特殊な技術を用いた製剤として、水に触れると滑らかになりのどをするんと通る飲みやすいタブレット「イージータブ®」、内容液に配合する粉体の分散性向上により体内への吸収率向上が期待できるソフトカプセル「クイックカプセル®」などを紹介。
機能性表示食品制度へ対応した素材も複数紹介。中性脂肪上昇抑制機能を持つターミナリアベリリカはSRでの届出も受理されたことで汎用性が向上し、顧客への対応の幅が広がった。有効量が比較的低用量で、粉末でもあるため様々な製品に配合しやすく、副剤も選べるという使い勝手の良さを訴求する。
また同社は9月に新工場「インテリジェンスパーク」の建設を発表している。健康食品や化粧品の受託製造件数が増加していることから、生産体制の強化を目的としたもので、延床面積は約19,800m2。2018年1月に着工し、2019年4月操業を予定している。