乳酸メーカーCOFCO Biochemical & GALACTIC 社の日本法人B&Gジャパンはこのほど、調味素材「Galimax」のサンプルワークを開始した。
砂糖を原料に成分中にカリウム成分、ナトリウム成分等を含む発酵工程を経て製造した製品で、液体タイプ・粉末タイプなど国内では数アイテムを展開していく予定。マイルドな酸味が特徴で減塩食品にも対応する。欧州・北米ではクリーンラベル素材として静菌目的・風味強化に先行販売しており、食肉加工製品や魚肉加工品、惣菜、製パン分野をターゲットに市場開拓していく。
Galimaxシリーズは、ベルギーに本拠を置く親会社のGALACTIC社が製造。4年前に現地でアプリケーションセンターを立ち上げ、従来の乳酸関連製品のバルク供給に加えソリューション提案を積極的に行っている。ナチュラル志向に対応した食品素材として、発酵をベースとする5本柱(食品安全、健康改善、コスト低減、クリーンラベル、利便性&機能性)を掲げたイノベーションを展開する。同シリーズはその一環として誕生した製品で、静菌効果や呈味の改善、ナトリウム低減、スパイシー感の付与などの効果をもたらす。
B&Gジャパンでは、これら製品の日本市場への本格導入を図り、さまざまな加工食品向けに提案していく考え。